(注意!父を偲ぶしっとりした話のはずが、えっちな話も含みます(/ω\)
お読みの際はそれをご承知の上お読み頂くか、ブラウザバック・タブをそっ閉じしてもらえると幸いです…)
私の父が亡くなって、もう4年くらい経つ。
もともと父は肥満気味で高血圧に糖尿病などの持病もあり、心筋梗塞などで何度か死の危機があった。
だから父が死んだ事実を目の当たりにしても、そうかいよいよかーーと割と落ち着いて事実を見てたとは思う。
母も最初はショックだっただろうが、時が経つにつれ父の遺品を片付け始めたりと、父がいない日常に少しずつだが馴染んでいった。
今、この文章を父がかつてパソコンや趣味のラジコン飛行機作り、晩年はエレキギターを練習していた、言わば「書斎」で打っている。
使っているノートパソコンは父のお古ではなく、今年私がDJMAX用に調達したシンクパッドだが、USBで繋いで使っているゲーミング使用のキーボードは父の遺品だろう。
打鍵感はなんかいい、エンターキーが小さいのが少し気になるが(苦笑)
さて父のかつての書斎、恐らく長年連れ添った母には知れない、父の一面が垣間見えるアイテムがあったりする。
それが数冊ではきかない数の「官能小説」の類だ。
父は晩年、週三回の人工透析通いをしており、帰宅後休憩がてらネットでアニメを見ていた。
見ていたのもなろう系アニメだったり、昭和20年代生まれにしては意外と感性が若い。
今パソコンデスクの2段目に文庫本が平積みされているのだが、とりあえず一冊手に取ってみる。
ーー「にんかつ!犬耳娘と幼馴染に赤ちゃんをせがまれて精巣がカラになりそうな件」
(気になったお兄さんお姉さんは各自でググってみてね)
お胸大きめなわんこちゃんと幼馴染ちゃんが目を潤ませてこっちを見ていた。
あれ、これ俺買ったっけ? とふと過去を遡りそうになった。
ケモミミ娘、DKPI、らぶらぶえっちーーこのようにツボを同じところを突いてくるので血は争えないなと苦笑していた。
他にも「狙った女を惚れさせるエロアプリを使って、好き勝手に孕ませることにした」などもあり、タイトルがなろう系のそれだな…とどこか共感性羞恥で少しムズムズするものがあった。
かたや某書店チェーンの紙袋の中には実話系な表紙の官能小説もあり、言わば二刀流だったんだなあと変な感心をしてしまった。
親父様よ、どっちが主戦場だったんですか?
父を偲ぶつもりが、ギャグに持っていってしまった。
みうらじゅん氏もどこかで述べていたが、男なら九割九分、こういうライフワークがある。
会社での仕事はおまんまを食べるためのライスワークであり、男のライフワークに比べたら下の下の扱いである。
虎は死して毛皮を残す、男は死してコレクションを遺すーー
コレクションを見て、軽蔑の眼差しで一瞥するだけなのか、それとも変なシンパシーを感じてしまうのか。
どちらにせよ、自分のコレクションだけは本心に偽らずに遺したいと思った次第である。


