「バーチャルさんはみている」はバラエティ番組である。

繰り返す、「バーチャルさんはみている」はバラエティ番組である。

つまり、「バーチャルさんはみている」はアニメじゃない。ガンダムでも勿論ない。

 

バーチャルさんはまず、ショートコーナー群から成り立つオムニバス番組である。で、大半のコーナーはストーリー性がまずない。大半がコントみたいなコーナーである。

 

番組の流れとしては、3話までで以下の通りである。

・オープニング(ばあちゃる・ピーナッツくん→バーチャルリアル*1→オープニングテーマ)
・VIRTUAL WARS(ゲーム部)
・バーチャルグランドマザー(小林幸子
・レッツゴー!教室(バーチャルリアル)
・富士アオイ公園(富士葵・バーチャルゴリラ)
・てーへんだ!アカリちゃん(ミライアカリ・田中ヒメ)
・ひなたちゃんは登校中(猫宮ひなた)
・うんちく横丁(電脳少女シロ)
・委員長、3時です。(月ノ美兎
・ユニティちゃんはコロがりたい(大鳥こはく)
・ケリンスレイヤー(田中ヒメ・鈴木ヒナ・ヤミクモケリン)
・聞いてよ しすたぁ!(シスター・クレア、ばあちゃる、ときのそら)
・エンディング(バーチャルリアルのトーク→エンディングテーマ→次回予告)

 

これだけのコーナーが30分の間に展開されている。一貫したストーリーを展開させるにはキツいし、短いコーナーをザッピング的に見ている感覚が強い構成である。「VIRTUAL WARS」と「ケリンスレイヤー」あたりがストーリー的なものはあるだろうが、他はどこからでも見れるコーナーが多い。オープニングとエンディングでトークがあるあたり、昔の「笑う犬」シリーズを彷彿とせざるを得ない。

また、

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上記にも挙がっていたが、Vtuberのキャラクター的な問題もあるそうだ。例として、冒険をするミライアカリや主人公と恋に落ちるミライアカリは、ミライアカリとはまた違う存在になってしまうことを挙げている。故に、「バーチャルさんはみている」は短編オムニバス形式になったとも述べている。委員長曰く、志村けんの「バカ殿様」みたいなものだとも。なるほど。

このように、「バーチャルさんはみている」を面白いと評価している人はバラエティ番組として見ている人が多いと思う。私の肌感覚から、皆さんは無理して高評価しているわけではない。純粋に楽しんで見ていたんだろう。

あと9回続く「バーチャルさんはみている」、期間限定のVtuberによるバラエティ番組として、しばらく楽しんでいきたい。

*1:ミライアカリ、電脳少女シロ、田中ヒメ、鈴木ヒナ、月ノ美兎、猫宮ひなたの六人組